2013年03月01日

学校に卒業アルバム忘れてきたwwwww




いくらなんでも出来過ぎているというか、そりゃあ一生の思い出には残りそうだけれども。こんな荷物の多い日に降ってくれなくてもいいのではないか。雪なんてすっかり見慣れてしまっているけれども、今日みたいな特別な日には流石に鬱陶しく思えるものだった。重量のあるそれを払いながら、遠くで霞む校舎を目指す。多分、あるとしたら机の中だろう。ロッカーの中は、帰る前に空っぽにした。ドヤ顔で指差し確認も怠らなかった。そもそも、そこそこ大きいものだし、さほど時間はかからずに回収できるだろう。早く帰って、温かい部屋でパソコンでもいじりながら、ツイッターでこの三年間の総括でも垂れ流そう…そんな計画は、校門の前で立ち尽くす彼女のせいで、台無しになった。

「…遅い。」

ごめんなさい、などとうっかり謝罪してしまいたくなるくらいには、その言葉には重みがあった。道民でも引くほどの降雪と寒風の中、足元のお寒い制服姿で一体何をしていたのだ。この娘は馬鹿なのだろうか。だいたい遅いと言われても、そもそも会う約束もしていなければ、俺はもう学校に来る義務さえ無いのだし、それは彼女も同じはずだった。定番の卒業ソングを合唱しながら、感傷と希望、未練と開放感、その他諸々のぐちゃぐちゃな気持ちをぐるぐるかき回して、泣いたり笑ったり、慰めたり強がったり、そういう儀式を終えてきたばかりではないか。これからは、この場所から切り離された時間を過ごしていくわけで、しばらくは再び、ましてやその日のうちにここを訪れるなんて、よほど空気が読めていないのか、頭のネジが外れているのか…。という彼女に対する蔑みの言葉は、よくよく考えるとブーメランであった。

「いやいやいや、何してんの。寒いっしょ。」
「ばか、待ってたの。」
「待ってた、って…誰を。あっ、もしかしてあれか。お前言ってたもんな、好きな人の第二ボタン貰うって。今どき古風な習慣だよなーとか、お前にも好きなやついたのかーとか、思ってたけど。」
「…そんなんじゃないし。もうみんな帰ったし。」
「うん…?じゃあ、誰を?っていうか、何を?あっ、雪なら今日は一晩中止まないらしいけど。」
「そうじゃなくて!もう、この鈍感。」

そう言って彼女が差し出した手には、地味で、どこか懐かしい色をした、アルバムが握られていた。そうだ、俺がこうやって雪の中わざわざ踵を返したのも、これを探すためであった。

「…つーか、これ俺の?」
「そう。」
「忘れてたの、気付いてくれてたんだ。ごめん。…じゃねーや、ありがとう。」
「うん。」
「でもさ、メールしてくれりゃよかったのに。」
「私、携帯持ってないから。」
「そうだっけ。でもさ、俺が戻って来ないかもしれないのに。」
「戻ってくるよ。」
「うん、まあ、実際戻ってきたわけだけどさ。」
「…戻ってくるよ、絶対。マサル君って、そうだもん。」
「そうなの?」
「そう。夏休みの宿題も、学園祭の小道具も、バレンタインの義理チョコだって。全部その日に取りに来たよね。」

そうだった、ような気がする、そうだ、思い出した。全部、取りに帰った時には、こいつに会ったっけ。ああ、そういうこと。そういうことなのか。今気づいたよ。

「お前のせいか。」
「テヘペロ。だってマサル君ぜんぜん気づかないんだもん。靴を履き替えている間に鞄が軽くなっていたって、不思議に思わないんだよね。」
「あのなあ。そういうの、アレだ。窃盗罪の類じゃないのか、よく知らないけど。」
「…仕方ないじゃん。」

強く、強く風が吹いた。辺りの景色をモノトーンに染めて、背筋を貫くようにして通り過ぎた流れに体温を奪われたのは、彼女も同じはずなのに。その頬は小さな燠火のように赤々としてて、何故だろう、どきどきした。

――仕方ないじゃん、これしか出来なかったんだもん。――

静まり返った廊下を二人で歩きながら、その言葉の意味をずっと考えていた。雪の中をずっと立っていた彼女のスカートは、うっすらと湿っているようで、それを幾度も気にしている様子だった。やがて薄ら暗い教室内で、互いが慣れた席に座ると、風はいよいよ勢いを増したようで、しきりに窓をがたがたと鳴らした。俺は教室の真ん中の、前から二列目。彼女はそのふたつ後ろの、ひとつ右。正面の黒板には、男子たちが書いていったのだろう、色とりどりのチョークで下品に描かれた、歓喜のメッセージ。座り慣れたはずの椅子が、妙に収まりが悪いように感じるのは、彼女もきっと同じだったのだろうと思う。

「マサル君、第二ボタン、誰かにあげたんだ。」
「ん、ああ、これ。友人がちぎっていった。まったくふざけた野郎だぜ。」

身体は正面を向いたまま、制服の右腕に目を向ける。古風な習慣などと鼻で笑ってみたりはしたが、それがいざどうでもいい奴の手に収まってしまうと、それはそれで心地が悪かった。袖に残ったままの、解れた糸をするりと抜くと、まるでそこには初めから何も無かったみたいで、妙に寂しく思えた。

「…もしかして欲しかった?」
「うん。」
「はは、冗談やめて。」

それが冗談なのか本気なのか、正直判断がつけられずにいたのだが、自然と"カッコ悪くない方"を選んでいる自分に嫌気がさした。誰もいない放課後に二人きりで教室にいる、この逃げ場の無い状況でそんなことになってしまえば、あんなことに慣れていない俺は、どんなことになってしまうのだろう。冗談じゃないし、小声でそう呟くのが聞こえた。

「マサル君さ。」
「なに。」
「修学旅行の夜、言ったじゃん。」
「やめて。」
「俺の性欲まじハンパないから、女湯は覗くし。」
「やめて。」
「女子の部屋に忍びこんで、片っ端から…。」
「俺、泣くけど。」
「私ね。」
「なんでそんなこと今いうの。」
「私ね、別に。」
「やめて、とどめささないで。」
「別にね、マサル君ならよかったんだよ。」
「え。」
「覗かれてもよかったし、忍び込んできてくれてもよかった。」

さすがに振り返らずにはいられなかった。口から耳から飛び出しそうになる鼓動が、声にならない声になって、白く舞い上がった。蒸気越しに見えた彼女は唇をぐっと噛み締めているようで、その赤々と染まった耳からは、決意を感じた。たぶん、俺の耳も、同じくらい赤く染まっていた。そんなこと、今いうことか、とか。突然何の脈絡も無さすぎて困惑する、とか。言葉は次々と浮かんできたのだが、どれもとうとう発せられることは無かった。そんなこと、何が正解かなんて、わからない。わかるわけがない。わけがわからない。

「ごめん。」

彼女の方から謝ってきたが、何故だか謝りたいのはこっちだった。胸が詰まって、息が詰まって、膝はがくがくと震えるし、唇はぶるぶる震えるし、嬉しいのか悲しいのか、好きなのか嫌いなのか、そんな判断を迫られているようで、怖かった。彼女のその恥辱に満ちた暴露を、告白と呼べるのかどうか、それは今でもわからない。ただこの瞬間に悟ったことといえば、告白する側と同じくらい、告白される側も、辛い。

「ごめん。」

二人ともが泣きそうになりながら、彼女の謝罪は続いた。静まり返った教室の中で、彼女のいる場所だけが切り取られてしまいそうで、不安定な泡が弾けるような後悔を、隠してしまえばよかったのに。皮肉にも、窓もドアも、椅子や机の軋む音さえ聞こえなかった。すっかりと、彼女の熱情と共に、全てが過ぎ去ってしまったように思えた。

「…風、止んだよ。」

静寂に耐え切れず、席を立ったのは俺の方だった。鞄を担いで、くすんだ色の卒業アルバムを抱えて、教室を出て行こうとしたが、彼女はその場に座り込んだまま、ただ教室の正面をじっと見据えていた。

「…帰らないの?」
「一緒に、帰れるの?」
「…ごめん。」

外は暗い。空一面を覆う雲により、いよいよ光も音も忘れてしまうような、緩やかな世界が訪れるのだろう。デキる男子ならば、女子を一人で帰らせたりはしないのだろうが、もはや俺はデキない男子でよかった。

「卒業アルバム、もう忘れないでね。」

忘れないでね。そうか、そうだった。忘れ物を、取りに来たんだった。始まる夏に浮かれた終業式の日も、学園祭の準備で遅くなったあの日も、斜に構えながら冷静を貫いたバレンタインデーも、彼女は忘れ物と共にあった。それは予定調和であったのだろうが、彼女はずっと待っていたのだ。俺が忘れ物を見つける瞬間を見たいがために、俺が忘れ物と共に去っていく、その瞬間を惜しみたいがために。

「忘れてた。」

いささか唐突にも思えたが、照れ隠しには仕方がなかった。芝居がかったような声を作り、教室内に振り返ると、制服の袖に残ったボタンを引きちぎり、思い切り放り投げた。

「痛っ…。」

彼女の頭でうまいこと跳ねたそれは、薄暗い教室の中で鈍く光り、しばらくはふわふわと浮かんでいたように思えた。

「第一ボタン。」
「…何、いきなり。」
「それ、俺の、第一ボタン。」
「…。」
「第一ボタンは、第二ボタンよりも、すげえんだから!」

足元から頭の先っぽまで、沸かしたヤカンのように熱くなっていくのを感じた俺は、一目散に廊下を、校庭を駆け抜け、校門のあたりで足をとられて転んだ。雪の冷たさを感じる間も無く、すぐに立ち上がると、ぐしゃぐしゃになった身体を振り回しながら、雪道を飛び越えていった。
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2012年01月22日

夜の短編喫茶7

今回は四本。
なんとなくキリが悪いけれど、去年末で夜の短編喫茶が一区切りついてしまったので。
お疲れ様でした。

●お品書き
1.鈍感な彼女
2.命の価値
3.影の男
4.夜の短編喫茶





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2011年12月20日

夜の短編喫茶6

なんか今回の、タイトルにカタカナばっかだな…。

●お品書き
1.サキバアの爆弾おにぎり
2.レアリスム
3.ピンポン玉の心
4.ルドルフ・シルヴェストリの遭遇
5.バックホーム・クライシス





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2011年12月15日

夜の短編喫茶5

時代設定とか登場キャラクターとか、作風が似たり寄ったりにならないように工夫してます。
・・・それでも偏るもんは偏るんだよ!

●お品書き
1.屋根裏の妖怪
2.全国ハンカチ引きちぎり選手権
3.風が吹けば箱屋が儲かる
4.願い星
5.ブラウニーのたまご





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2011年12月07日

夜の短編喫茶4

こう毎日書いてると、ついついクオリティが右肩下がりになりがちですよね。
やっつけ仕事にならないように気を引き締めてまいります。

●お品書き
1.スケスケ眼鏡
2.憧れの東京村
3.橋
4.ミッション・キャットライク
5.キンモクセイの魔法





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2011年12月02日

夜の短編喫茶3

毎日書く習慣よりも、毎日他の人の作品を読む習慣がついたことで、なんか色々ためになってます。

●お品書き
1.人生ゲーム
2.作者仮病につき
3.人族館にようこそ
4.砂の宮殿
5.オモチャ売り場





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2011年11月27日

夜の短編喫茶2

ぱっと見て気づいた誤字だけは直しました。
そんなショートショート第二段。

●お品書き
1.おやつテケツ
2.牛乳名人
3.除夜の鐘
4.人伝橋
5.忘れ貯金





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2011年11月22日

夜の短編喫茶1

google+で進行中の「夜の短編喫茶」という企画に投稿中のものです。
毎日与えられたお題(何らかの単語)をもとに皆で短編小説を書く、というものです。
せっかくだから(自分用まとめの意味も込みで)ある程度たまったら載せていこうと思います。
勢い書き+加筆修正無しというわけで、誤字脱字などの不備はご容赦下さいませ。

●お品書き
1.鍵
2.ダンゴムシの恋
3.雨乞い日記
4.食べらレター
5.平和主義者と赤い糸





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2009年05月16日

卓球部のアレ その1

俺の名前は由本ヒロト。皆からはヒロトって呼ばれてる。
成績普通。体格普通。顔は…まあ悪くないと思ってる。
一応、青春の一貫として卓球部に所属しているけど、あんまりやる気は無い。
どちらかというと、他の部活の観察に余念がない。
そう、例えば体育館の"もう半分"を使って練習に励んでいる、バレー部とか。
主に、その中心で綺麗な黒髪を揺らしている、遠山先輩が気になっちゃったりしている。



先輩との出会いは、ついこの前のことである。
いつものように焼きそばパン片手に屋上へやってきた俺を待っていたのは、突然の突風。
そして、小さな悲鳴。
俺の目の前に突如として広がるお花畑に、動揺するどころか、かえって落ち着いてしまった。

「…見ちゃった?」

目の前で、先輩は顔を赤らめていた。
もちろんそのパンツの苺柄は、しっかりと目に焼きついている。
こんなストレートに質問されては否定せざるをえないのだが…。

「あ、あの…いえ。」

男というのは、こんな時に嘘をつくのが苦手なようだ。
しっかりと顔に出ているのが、自分でもよくわかった。
しばらくの沈黙の後、遠山先輩は何を言うことも無く、俺の横を走り去った。
階段を鳴らす音が途切れた時に、我に返った俺。
押し殺していた動揺が溢れ、顔を赤く染めた。



神様のいたずらというのだろうか。
偶然にも先輩は同じ通学路を通っていたのだ。
翌日の登校時、商店街の入り口でばったりと顔を合わせた俺達。
どちらが意識するわけでも無く、自然と目を反らした。

「ヒロト!」

気まずい空気を断ち切るが如く現れたそいつに、今日ばかりは感謝せずにはいられなかった。

「おはよっ。珍しいね、早いじゃん。」

こいつは俺の幼馴染、小林ミヤコ。
俺が覚えている限りでは、幼稚園の頃からの付き合いだ。
隣の家に住んでいるため、家族ぐるみで仲が良い。
小学校の頃は毎朝一緒に登校したものだが、今ではお互いに高校生。
自然と気恥ずかしさのようなものが現れ、登校はおろか最近は一緒に遊ぶ機会もあまり無い。

「…何ぼうっとしてんの?ほら行こ、遅刻するよ!」

通学鞄で軽く背中を叩かれた。
こういう乱暴なところは、昔から変わらないな。
気づくと、遠山先輩は道のずっと先を歩いていた。



そんなこんなで、ボール拾いもそこそこに、先輩の観察に夢中だった俺。
ふいに頭から覆いかぶさった網に、リアクションをするのを忘れるほどであった。

「おーい、ヒロト!聞いてんのかー?」

振り返ると、そいつは虫取り網のようなボール集め用具を片手に、ひらひらと手を振っていた。
野口大臣、一年の頃から仲の良い、言わば悪友ってやつだ。

「…なんだ、ものぐさか。今日は練習じゃないのか?」

ものぐさというのは、こいつのあだ名である。
のぐちをもじってものぐさである。
実際に本人もものぐさな性格なのだから仕方が無い。

「あー、なんか右ひざの半月板に違和感があるからって、フケてきた。」

この通りである。
まあ、部活に対する情熱については、俺も人のことを言えないのだが。
しかし、ラグビー部という男臭くて泥臭い部活に対してこの態度。
全く、よくわからない奴である。

「…で、何の用だよ。」

頭に被さった網を手で払いながら、呆れた口調で訊ねると、ものぐさは思い出したように、口元だけで笑った。
何かを企んでいる顔だ。

「ヒロト、遠山先輩のことが気になるんだろ?」

自然と顔が強張った。
平常心を心がけるも、ここまで確信を突かれては逃れようがない。

「…なんで知ってるんだよ。」
「うはっ、なんでも何も、見てりゃわかるって。」

確かに、そうかもしれない。
思い当たるフシは沢山あった。
隠し事の苦手な自分を恨んだ。

「で、だからなんだよ。あれか?内緒にしてやるから金貸せーとか、そんなところか?」
「ばっ、違えよ。…まあ、金は借りるけどさ。」

借りるのかよ。

「その、あの、あれだ。お前さ、ミヤコちゃんと仲良いんだろ?」
「へっ?」

予想外の名前が飛び出したものだから、少し面食らってしまった。

「ま、まあ。そこそこな…。」
「ぬふっ、だよね!だよねー!幼馴染だもんね!」

なんだこれ。
かつてないウザさ。
しかしどこか、弱みを握られたような錯覚に襲われて、何も言えない。

「頼む!ヒロト!一生のお願い!」
「なんだよ、早く言えよ…。」

早く聞きたいというより、この会話を早く終わらせたい一心である。

「…あ、あのな…実は、俺…ミヤコちゃんのことが好きなんだ!」
「あー、ミヤコのことがねえ。…って、ええええええええ!!」
「うわ、ちょ、大声出すなよ…!」

他の卓球部員達の視線が集まっているのを感じた。
少しやっちまった感があるが、本気で驚いたのだから仕方が無い。
ものぐさは周りを気にしながら、顔を近づけて小声で言った。

「あのさ、実は…東京ディスティニーランドのチケットが、四枚あるんだ。ほら、俺の父さん株主だろ。」
「ああ、あの親父さんが…知らねえけど。」
「そこでな、俺は、遠山先輩誘うから、お前はミヤコちゃん誘ってくれよ。」
「…まあ、俺は大丈夫だけど。遠山先輩なんてどうやって誘うつもりだよ。」
「フフッ、実はな。俺の母さんが…。」
「…お前の家族すげえな。」

聞くところによると、ものぐさの母さんと遠山先輩の母さんが、なんやかんやで仲が良いらしい。
長々と自慢げに話すものぐさの話を半分に聞きながら、俺は先輩を目で追っていた。
どうせ真剣に聞いていても、何ひとつわからないだろう。
こいつはそういうやつだ。

だが、ともかく…。
予想外の所からチャンスが転がってきたのは事実。
俺は美容院で髪型を整え、お気に入りのセレクトショップで春物の服を買い、万全の状態で約束の日を迎えた。
期待しすぎまいと思いつつも、足取りは軽かった。
posted by トドロキ at 22:59| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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